世界中が震撼したジョンベネ事件、少女ジョンベネ・パトリシア・ラムジー(当時6歳)が何者かに誘拐、1996年12月26日に自宅地下から遺体として発見された事件である。現在(2019年10月)、容疑者の特定には至っていない未解決事件である。
2019年10月9日(水)放送のTBS系「ワールド極限ミステリーレギュラー初回4時間スペシャル」でジョンベネ事件についてテレビ初の新事実、ジョンベネ事件に衝撃の真犯人が!?
被害者のジョンベネちゃんについて
ジョンベネ・パトリシア・ラムジー(JonBenét Patricia Ramsey、1990年8月6日生まれ) は、全米有数のセレブ一家の娘で、美少女コンテストでグランプリを何度も獲得した美少女である。
家族について
母親:パトリシア(通称・パッツィー)・・・元ミス・ウェストバージニア
自身で叶えられなかったミス・アメリカになる夢を娘のジョンベネに託し、美少女コンテストにも積極的に参加させていた。
1993年に癌の診断を受け、その後は回復に向かっていたものの、2002年に再発。2006年6月、卵巣癌のため死去。
父親:ジョン・・・コンピュータ会社を経営
兄:バーク・・・3歳上
警察が家族犯行説を取ったことで家族からの協力が得られず、捜査は難航を極めた。
事件について
・1996年12月25日の夜
ジョンベネとその家族は友人らとクリスマスパーティに出席。一家はパーティが終わると自宅へ戻り、ジョンベネはすでに車の中で眠っていたため、父親が抱きかかえてベッドに連れて行った。
・12月26日の朝
ボルダー警察署にジョンベネの母親から「私の娘のジョンベネが誘拐された」との電話があり、捜査本部が設置された。
自宅の階段に犯人からのものと思われる脅迫状が置かれていた。父親が発見して捜査官などに見せた。手書きで合計3枚。後にわかるが、自宅のキッチンにあった黄色いメモ用紙に書かれていた。
脅迫状には「警察には連絡するな。午前8時から10時ごろに連絡する。警察に連絡したら娘を殺す。金を用意しろ。勝利!SBTC」などと書かれていた。
家は全て鍵がかかっていた。(遺体発見後に、地下室の窓が割られていたことがわかる。これは父親が)ジョンベネの部屋には争った跡もない。家族以外に家政婦リンダが鍵を持っている。最近、リンダは2000ドル貸りた経緯があった。(リンダにはアリバイがあった)
父親と友人が警察にことはりなく、部屋内を探していた。また、夫婦は寄り添うことなく、別行動をしていた。この当たりから、警察は夫婦に疑いを抱いた。
しかし、指定された10時を過ぎても犯人からの連絡はなく、捜査官が再度家中を探し直した結果、前に探さなかった地下室でジョンベネの遺体が発見され、ただちに検死解剖が行われた。
ジョンベネの遺体は、口はガムテープで塞がれ、首に紐で縛った痕、頭部に打撲傷(懐中電灯で2回強く叩いたもの)があり、手のひらにはハートマークが書かれていた(このマークについては、いまだに謎のままである)。
なお、この事件は警察が現場維持を怠る初歩的なミスを犯したため、ジョンベネの遺体に付着していたと考えられる多くの物的証拠が、両親の涙などで台なしとなってしまい、捜査をいたずらに難航させる結果になってしまった。
その後の経過
捜査について
捜査の結果:
・身代金目的ではない、偽装誘拐だと確信した(物的証拠:ペン、脅迫状の紙がラムジー家のモノであった。また、友人を呼び一緒に行動した行為)
・家の塀には足を引きずった跡なども見つかる
・身代金11万8000ドルという数字は、あまりにも安すぎると警察が違和感を。事件当時に父親・ジョンが受け取っていたボーナスとまったくの同額であり、ラムジー家の内情に精通している者の犯行を強く示唆していた
・ジョンベネは6歳でもオネショをする(自分を汚して他人から触れられないようにするSOS行為とも言われている)
検死解剖の結果:
胃からパイナップルがみつかる。食卓に残されたパイナップの入った器とスプーンからは、母親と兄の指紋しか検出されていない
・頭蓋骨に22cmのヒビ、首を閉められた後に殴られた
・性的暴行を受けていたことが判明(脅迫状には「金を用意しろ」と書かれていたが、捜査官は「性的暴行だけが目的であり、誤って殺害されたもの」との見解を示した。)
・性的暴行は日常的にあった判断、父親に疑いが向けられた
類似事件が発生
事件発生から数か月後、ジョンベネと同じダンス教室でダンスを習っていた少女・エミリーが、何者かに性的暴行を受けて誘拐されそうになった。
家族が疑われた
父親犯行説
日常的に性的暴行を受けていたのでは!?
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母親犯行説
脅迫状が母親が書いたと推測
口を塞がれたガムテープに、母親が着ていた赤い服の繊維が付いていた
父親が娘に対しての性的暴行を目撃、娘の美しさにとりつかれた夫を見て、憎しみと嫉妬が爆発しての殺害行動
これは推測であり物的証拠が出てこない…
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外部犯行説
地下の窓付近にあった足跡からの靴跡、靴のメーカー(ハイテック)がわたった。
幼児を異常に可愛がる近所の男マイケル・ヘルガス(当時26歳)、彼の家にハイテックの靴があった。しかし、後日、自殺を図った。遺族がDNAの提出を拒否、遺体は火葬された。
ジョンベネの身体にあった不明の傷、スタンガンの跡と判明。マイケルの家からスタンガンもみつかる。
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兄バーク犯行説
オペレーターの証言から、電話のそばに兄バークがいた
ボーイスカウトで紐のくくり方で賞を取っていた
バークの鉄道模型のレールで傷跡が出来たのでは!?
バークのパイナップを食べたジョンベネに怒りを!?
警察が来た時に、バークと接触させなかった
我が子を隠すために、両親が偽装したのではないかと
容疑者が逮捕!?
2006年8月16日、タイ・バンコクで元教師の米国人男性が容疑者として逮捕された。逮捕後、男性はコロラド州に移送され、DNA鑑定が行われたものの、鑑定結果は不一致。この容疑者は嫌疑なしとなり釈放され、事件は振り出しに戻る。
DNA鑑定
2008年7月9日、新たにDNA鑑定が行われた。ジョンベネの家族の潔白が改めて証明されることになった。ジョンベネの衣類などから採取されていた犯人のものとされる男のDNAが、家族の誰とも一致しなかったのである。
しかし、当初の報道のセンセーショナルさはあまりに強烈であり、現在でもこれを信じ、家族の犯行であると頑なに主張している者も少なくない。
犯人は家族ではない!!
2013年10月26日、地元裁判所が事件捜査を受けた1999年当時の大陪審の決定書を公表した。
その中身は「殺害の実行犯は不明だが、ジョンベネが何者かに誘拐されるような形で放置した虐待罪で両親の起訴を促すものであったが、地区検事は『証拠不足』として起訴を断念した」というもの。
逮捕されたには真犯人はなのか!?
2016年6月22日、当事件の犯人と思われる人物が、20個以上の児童ポルノをGoogleのメールアドレスにアップロードした件で逮捕された。
2019年1月11日、児童ポルノ所持で収監されている人物が、友人に送った手紙の中でジョンベネ殺害を自供したと報じられた。(事件発表前に友人に6歳の幼女を殺害したと電話もしていた)
「ワールド極限ミステリー」での内容
ジョンベネ事件TV初の新事実…ついに父親が衝撃告白!脅迫状を書いたのは母か!?
ラムジー家の専属の女性カメラマンのジュディスが秘密を告白
・ジョンベネはミスコンを楽しんでいなかった。反抗的だった
・母親はミスコンのことでジョンベネを脅していた
・癌の患った母親と父親の関係、父親への異常な娘への愛、夫が妻を無視した態度
・ジョンベネの誕生、両親がジョンベネひいきにより、兄バークは孤独になっていた
・兄バークはゴルフクラブでジョンベネを殴ったことがある
・脅迫状を書いたのは母だと主張する
電話に出たオペレーターが語る
・母親からの通報は、まるで演技のようだった
・「警察には電話した。次はどうする?」という声も聞こえたそうだ。その後、男の子の動揺した声が聞こえた。
疑惑の父親(78歳)に直撃
・8年前に再婚、観光ビジネスを行っている
・バーク(32歳)は独立、コンピュータ関連の仕事についている