信州善光寺は、1400年の歴史を持つ日本を代表する国宝の無宗派単立寺院です。
善光寺 日本最古の御仏を祀る!
善光寺のご本尊は、三国伝来の日本最古の御仏「一光三尊阿弥陀如来」が祀られています。
552年(欽明天皇13年)に日本へ渡り、本田善光さんが信州の地に安置されました。善光寺の名称の由来は、本田善光さんのお寺という意味で、善光の寺から善光寺となったそうです。
ご本尊!?が7年に1度見れる
7年に1度の御開帳(公開)されます。時期は4月上旬から5月下旬ごろ、約50日間。
ご本尊の「一光三尊阿弥陀如来」が御開帳!? 「一光三尊阿弥陀如来」は絶対秘仏の霊像であるため、公開はされません。
模鋳した前立本尊(金銅阿弥陀如来及両脇侍立像、鎌倉時代に造られ、普段は本堂・瑠璃壇に安置)が7年に1度の善光寺御開帳の時に本尊の分身として公開されます。平成27年の御開帳(57日間)では、参詣者が700万人も訪れたそうです。
善光寺の見どころ
善光寺は、本堂、仁王門、山門、鳩字の額、経蔵、鐘楼、忠霊殿・善光寺史料館、大勧進・護摩堂、大本願・本誓殿など見どころがたくさんあります。中でも見ておきたい王道&おすすめスポットをピックアップしました。
お戒壇めぐり
善光寺に参拝したら必ず巡っておきたい。極楽浄土が約束されると言われています。
瑠璃檀(ご本尊が安置)と三卿の間の床下に部屋があります。その部屋をロの字型にめぐる暗黒の回廊がある。この回廊をめぐるのが、善光寺のお戒壇めぐりとなります。
仁王門
迫力ある仁王像が参拝者を迎える善光寺最初の門です。
善光寺の仁王像は通常とは逆で、左側に阿形を置いています。
「阿形」は左手に金剛杵を持ち右肩を上げています。右側の「吽形」は左手を振り上げて右手をまっすぐのばしています。
善光寺本堂
江戸時代中期を代表する寺院建築です。
通常のお寺に比べ、間口に対して極端に奥行きが長くなっているのが信州長野善光寺の本堂の特徴です。
通常のお寺は左右に長いのですが、長野の善光寺は前後に長い。
賓頭盧尊者像(びんずるそんじゃぞう)
パワー度:★★★★
お釈迦さまの正法を伝える十六羅漢の一人で神通力(超能力)がとても強い人だった。
病人が自分の患部と同じところを撫でると病気が治るという。
地震柱
本堂の入り口にある柱は、大きくねじれているのは有名です。特に、正面左脇の柱が非常に大きくねじれています。
現本堂が造られる際、完全に乾いた木材を使うことが困難な状況であったため、工事を行った匠が木材のねじれを見越して、左右の柱で逆のねじれになるように柱を設置したそうです。
ひとにぎり地蔵
出典:http://www.daihongan.or.jp/goods/index.html
「ひとにぎり地蔵」は善光寺が頒布(販売)してる授与品です。辛いとき、悲しいとき、苦しいときに、左手でギュツとひとにぎりすると、安らぎとパワーをいただけるらしい。今、話題だって!
善光寺の額文字
善光寺の三門楼上にある扁額の文字の中には、5羽の鳩が隠されれています。「鳩字の額」と言われています。
また、善光寺は「牛に引かれて善光寺参る」の言い伝えを今に伝えるかのように、よく見ると「善」の字が「牛」に見えるのです。
仁王門前の善光寺交差点の地名表示板「善光寺」も鳩字の額となっています。
善光寺七名物
明治初期までは「善光寺七名物」という商品があったそうです。
七味唐辛子/三国一の甘酒/善海の田楽/雲切眼薬/ねり膏薬/ローソク/鐘鋳川端のまんじゅう
残念ながら田楽、膏薬、ローソクは現在販売していない。
基本データ
名称:善光寺(ぜんこうじ)
パワー度:★★★★★
山号:定額山(じょうがくさん)
宗派:無宗派
本尊:一光三尊阿弥陀如来(日本最古、絶対秘仏)
住職:大勧進貫主、大本願上人
創建年:644年(伝皇極天皇3年)
所在地:長野市大字長野元善町491-イ
アクセス:JR長野駅→バス15分 / 上信越自動車道須坂長野東IC→40分
参拝可能時間:いつでも 休業:年中無休
料金:無料
西国三十三所、坂東三十三箇所、秩父三十四箇所の各番外札所である。
参考
・http://zenkozi.com/
・http://www.daihongan.or.jp/index.html
・https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g298565-d324917-Reviews-Zenko_ji_Temple-Nagano_Nagano_Prefecture_Chubu.html
・https://ja.wikipedia.org/wiki/善光寺