横浜市青葉区にある綺麗に整った寺院『長谷山祥泉院』があります。私が車で帰宅中に、ふと目にした寺院でした。なにげに訪れて参拝したところ、パワーを感じたので紹介いたします。
長谷山祥泉院に行こう!
ここ祥泉院は、都筑郡の防人の歌が刻まれた「万葉歌碑」、西国三十三体の観音様になど史跡を見ることができます。立派な本堂、山門、鐘楼、境内に植わった木々は、四季よって特徴的な風景を見せてくれます。
優しい阿弥陀如来がパワーを!
駐車場側にある山門を入ると左には阿弥陀如来が祀られています。柔らかい優しさが感じられるます。この寺院にパワーをもたらしています。
触れれば身も心も改善される!?
洗心観音
洗心観音の身体で、自分の心身の悪い所を洗い流すことで、改善されるそうです。 マジっすか!?
開運獅子
橋の両端に置かれた獅子吽(左)と獅子阿(右)の2体の開運獅子の像。
獅子吽をなぜると、心が静かになり、語(ことば)が穏やかになり、 行いが緩やかになるそうです。獅子吽の獅子阿の頭をゆっくりなぜると元気に右肩上がりの運が巡って来ます。
優しげな仁王像
寺院ではよく門横にそびえ立っている仁王像ですが、ここ祥泉院では境内に石像として立っています。怖さよりも優しさを感じさせる。
本堂
平成23年11月完成した本堂です。
正面の蛙股の彫刻は、鶴見川の水辺の鳥達5種類、亀、蛙、沢蟹、鯉、鯰。白虎、玄武、青龍、鳳凰、室内は青海波、水龍、唐獅子、波兎、日の出波など。ゆっくり拝観するのも楽しいです。
西国三十三体の観音様
祥泉院には、250年の歴史を持つ西国三十三体の観音様が、昭和28年4月3日に入仏しています。
1655年~1658年、武州都築郡中里村の中鉄(現在の横浜市青葉区鉄町)に、祥泉院の末寺として秋光寺が建立されました。
その90年後、六十六部の巡礼者で周防の国の惣左衛門が訪れました。彼は主人五代目・村田藤右衛門に勧めて自ら願主となり、延享3年11月(1746年)に西国三十三体の観音様と観音堂を建立して秋光寺を再興しました。
秋光寺は浄光庵として改号、観音様は明治39年に大修理されました。戦後、観音堂は荒れ果ててしまったため、昭和28年4月3日に本寺祥泉院に入仏しました。
都筑の丘野万葉歌碑
万葉集におさめられた都筑郡の防人(さきもり)とその妻のお互いを思う歌が刻まれた「万葉歌碑」があります。
我が行きの 息づくしかば 足柄の 峰這ほ雲を見とと 偲はね
意味:おれがいないのが 息苦しかったら 足柄の峰這う雲を見て偲んでくれ
昭和33年に郷土史研究家戸倉英太郎氏が建てたものです。
参考:https://www.planet.pref.kanagawa.jp/app/search/vis/info?REG_ID=VISSP01-0004590#dispInfoArea
気になった像~
その他
山門、鐘楼、聖徳太子堂、位牌堂、開山堂、昭和28年に埼玉県の妙安寺から分霊安置された馬頭観音、天文8年造で長さ3尺あまりの寒念仏碑など、見どころはまだまだあります。
基本データ
名称:祥泉院(しょうせんいん)
パワー:★★★
所在地:神奈川県横浜市青葉区みたけ台32-17
アクセス:東急田園都市線「藤が丘駅」下車 →東急コーチ青葉台行き「祥泉院前」降車、徒歩1分
東急田園都市線「青葉台駅」下車 →東急コーチ藤が丘行き「祥泉院前」降車、徒歩1分
山号:長谷山
宗派:曹洞宗
本山:福井県の永平寺と鶴見の総持寺
開山:本寺藤沢市遠藤の宝泉寺の第二世壁岑東全大和尚
開基:足利家の家臣であった村田太郎左衛門祥本
メモ:近ければ常に参拝したくなる寺院。社会福祉事業に貢献していて、福祉施設「ルンビニ合掌苑」、りんどう保育園、剣道「円心館竹田道場」もあり、各施設へパワーをもたらしている感じです。
オフィシャルサイト:https://syousenin.com/